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子どもの叱り方はむずかしい。傷つけずに子どもをしつける方法とは

子どものしかり方 傷つけない

多くの親が悩む叱り方。自分と子どもにとってベストなしつけ方はなに?

この記事を読むための時間:3分

我が子の成長過程で悩むのが「しつけ」ではないでしょうか。小さな子どもは親の言っていることが分からなかったり、好き勝手をして親を困らせたりするものです。そのときに「どう叱ったら良いんだろう?」と試行錯誤を繰り返しているパパママは少なくありません。

子どもの叱り方

この記事では「子どもを傷付けずに叱る方法」と「してはいけない叱り方」について解説します。ぜひ愛する我が子のために実践してみて下さい。

小さな子どもを叱るのはむずかしい

小さな赤ちゃんから大きくなって、わんぱくになりだした2歳以降のしつけは「とにかく難しい」に尽きるでしょう。言葉では伝わらないし、かといって手をあげたり大声で怒鳴ったりするのは良くないし、と葛藤している方が大半でしょう。

幼児にとっては毎日が冒険で、日々新しい刺激を見つけては、持ち前の好奇心で果敢に挑戦しています。ときにはそれが暴走して、物を壊したり泣きわめいたりしますが、彼らは好き好んでパパママを困らせたいわけではありません

子どもならではの純粋さからくる「分かって欲しい」という気持ちと、「一心不乱に没頭している状態」からくる暴走なのです。そのことを踏まえた上で、以下から叱り方のポイントを解説していきます。

叱るときにしてはいけないこと4選

ここでは叱るときにしてはいけないことについて解説します。これらの叱り方はよく見かける光景なので、1度はしてしまった方もいるかもしれません。もし経験があるならば、今度からはしないように気をつけましょう

大声で怒鳴る

子どもが言うことを聞かないときについ、大きな声で怒鳴ってしまうことはないでしょうか?この大声で怒鳴るというのは、子どもにとっては恐怖です。また、大声で子どもを怒鳴ったからといって、大人しくなるわけでもありません。

大声で怒鳴られると子どもは傷付きますし、パパママも疲れるでしょう。互いにとって良いことはないので、避けましょう。

感情的になる

上記の大声で怒鳴ると似ていますが、感情的になるのも良くありません。なぜなら、感情的になるときは周囲が見えず、怒りに身を任せている状態だからです。このような叱られ方をすると子どもは、愛されていないと感じる可能性が高くなります。

体罰を加える

しつけのときに手が出てしまう方もいるでしょう。痛みを学習させる点では効果があるかもしれませんが、長期的に見るとデメリットでしかありません。最悪の場合だと子どもに憎まれ、将来的な関係構築に支障が出る可能性も高いです。

人前で叱る

人前で叱られるのは皆さんイヤですよね。それは子どもも同じです。人前で叱られると「恥ずかしい思いをしている」と感じ、自尊心が傷付きます。また、家族の前で叱るのも同じなので、できるだけ人目のないところで叱ってあげましょう。

しつけと体罰の違い

しつけと聞くと良いイメージがありますが、体罰と聞くと悪いイメージがありますよね。「子どもに体罰は加えていません」と思っていても、しつけの一環で手をあげたり大声で怒鳴っていたりする行為は、体罰になってしまうものです。

しつけとは「子どもの人格を尊重し、自立した生活を送れるようサポートすること」で、体罰とは「程度に関係なく、身体に苦痛や不快感を与える行為」を言います。たとえしつけの一環であっても、痛みを与えたら体罰になるということです。

子どもを傷付けない叱り方4選

ここからは子どもを傷付けない叱り方を紹介します。ぜひ実践してみて下さいね。

1人は叱り、1人はフォローに

パパママともに生活をしているのであれば、どちらかは叱り、どちらかは子どものフォローに回るようにしましょう。役割を決めるわけではなく、片方が叱ったあとに片方がフォローする形が理想です。

やってはいけないのが、同時に怒鳴ることで、これをされると子どもは逃げ場を失ってしまいます。叱るときはどちらか片方にしましょう。

叱る内容は夫婦で統一させる

夫婦で叱る内容がバラバラだと子どもは混乱します。パパママそれぞれに思うことはあるでしょうが、まずは2人で話し合って教育方針を固めましょう。そうすることで、しつけ方が明確になり叱る内容のブレがなくなります。

子どもの意見を聞く

子どもが思わぬことをしたときに、つい頭ごなしに叱っていませんか?小さな子供であっても意志はあるので叱る前に「どうして○○したの?」と聞いてあげましょう

また、子どもがダダをこねているときも「○○がイヤなんだね、良いんだね」と気持ちに寄り添ってあげると、子どもは理解してもらえたと感じ、言うことを聞くようになります。

言葉で分からないときはギュッと抱きしめる

小さな子どもや、むずかしい内容が伝わりにくいときは言葉ではなく行動で示してあげましょう。危ないことをしているとき、ジタバタと暴れているとき、愛情をこめてギュッと抱きしめてあげて下さい。言葉では分からなくても、パパママの愛情はしっかり伝わりますよ。

叱り方より諭し方を工夫しよう

しつけのために叱るというと「ガミガミ言う」「厳しくする」と思いがちですが、まったく違う意味になります。子どもの人格を伸ばし、自立を促すには一般的な叱り方では効果は少ないと言えるでしょう。

子どもをより良い人格に育てるには、自尊心を守ったり意思を尊重したりする必要があります。そのためには諭し方を工夫しなくてはいけません。子どもの話を聞く、気持ちに寄り添う、これを意識するだけで、子どもを傷付けることなく叱り、しつけることができますよ。

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