子育て心理カウンセラー直伝!毎日の離乳食がこどもの成長の場に変わる魔法の言葉
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子育て心理カウンセラー直伝!毎日の離乳食がこどもの成長の場に変わる魔法の言葉
毎日の離乳食。毎日のことですから大切な時間にしたいですよね。
今回は子育て心理カウンセラーとして活動する筆者から『毎日の離乳食がこどもの成長の場に変わる魔法の言葉』をご紹介します。
1年365日。1日3回で1000回以上。毎日必ずやってくる食事タイムの声かけで、お子様のすこやかな成長も同時進行できたら嬉しさ倍増ですよね。
繰り返し、繰り返し、魔法の言葉を使うことで毎日のお子様との触れあいや子育てが楽しくなりますよ。さっそくご紹介しますね。
毎日の離乳食、実は声かけも大切な栄養のひとつ
忙しいママ。急いで食べさせないと。と焦っていませんか?
栄養バランスを考えつつ少しでも美味しく食べてもらおうと知識を積み重ねて手間をかけた分だけ見返りが欲しくなってしまうものの、離乳食や子育てに関してはその通りにいかないのがママ達共通の悩みでもありますよね。
口から入る栄養面も大切ですが、それ以外にもう一つプラスできる心の栄養素があるのをご存知ですか。
食事タイムは食べ物を食べるという行為だけではなく、コミニュケーションという心の栄養を取り入れるの場にすることもできるのです。
魔法の言葉を取り入れて、子供にとっても大人にとっても楽しく、心と身体に栄養ある食事の時間にしてみてください。
魔法の『3S言葉』がオススメ
魔法の言葉って具体的にどんな言葉?と疑問になりますよね。
魔法の言葉の基本はプラス言葉。
具体的には「うれしい・ありがとう・感謝します・しあわせ・たのしい・愛しています・ついてる・ゆるします」などこちらもほんわかする、心が温まる言葉が今回の「魔法の言葉」にあたります。
たくさんありすぎて、ちょっと覚えきれないですよね。
今回はこの中から3つの『3S言葉』をオススメします。
『すごーい』『すばらしい』『すてき』の3つの「S(す)」から始まる言葉がオススメの言葉です。
嬉しい気持ちもプラスしてお子様に声かけをしてくださいね。
具体的には(ママはニコニコして、可能な範囲でオーバーリアクションが望ましいです)
『3S言葉』の例
- りんご、食べたの。すごいねー。
- すばらしいね。たくさん食べたね。
- お皿の食べ物がなくなったね。すごいね。
という声かけをオススメします。
言葉以上に気持ちは伝わる。声かけをするときのポイント
話すコツは、声はワントーン高く。
嬉しい気持ちを乗せて声かけすることがコツです。
ママが楽しそう。うれしそう。という気持ちを込めてください。
人と関わる時に言葉で話していることと思っていること、この人違うなと思うことがありますよね。
それと同じで赤ちゃんもママの気持ちはよくわかるのです。
「ママ、楽しそう。ニコニコだなあ。嬉しいなあ」
とお子様が感じていれば大成功。効果抜群です。
最初は慣れない言葉で言いにくいかもしれませんが、口に出していくと慣れていきますよ。
言葉掛けがどのように植物の成長に影響するか?ある学者さんが実験がされたそうです。
肥料も日光も同じ条件で育て実験をしました。
プラスの言葉をかけられた植物はすくすく育ち、マイナスの言葉をかけられた植物は枯れてしまう実験結果がでました。
言葉がけ。
たったそれだけで変わってくるのです。
植物でさえ、そうなのですから高度な知能を持つ人間ならさらにダメージが大きいですよね。
言葉がけはそれだけ大切なことなのです。
言葉がわからない赤ちゃんでもわかるの?
言葉がけ?まだ赤ちゃんには言葉の意味がまだわからないでしょうと思ってしまいますが、赤ちゃんは意味がわからなくてもママの声かけの気持ちは分かっているのです。
心理学ではこの現象を「共鳴」と言われています。
赤ちゃんには、意味がわからなくも言葉のニュアンスを感じ取る力があります。
空気感、話している態度など言葉以外の非言語的コミュニケーションでわかっているのです。
だまって声かけもなく食べさせると、楽しいという雰囲気は伝わりませんよね。
意味がまだ赤ちゃんにわからなくても大丈夫。続けていくうちにお子様に伝わりますよ。
プラスの刺激で脳の機能が十分に働く
赤ちゃんの脳では最大で毎秒180万個の新しいシナプス結合が生まれ、赤ちゃんの経験によりどのシナプスが保存されるかが決まるといわれています。
脳科学では、その情報を受け取るときに「楽しい」というプラスのレッテルが貼られると脳の機能が十分に働き、楽しいことを感じる力が強くなると言われています。
脳の神経細胞シナプスへの刺激は赤ちゃんへの言葉がけ1つで変わってくるのです。
毎日の離乳食の時間は宝物でありチャンスの時間です。
今回ご紹介しました「魔法の言葉」3S(すごい・すばらしい・すてき)を意識した言葉がけで、脳科学的にも脳の機能が発達することが分かっています。
1年365日で1日3回。お食事タイムを有効活用して、お子様と楽しい食事時間を過ごしてくださいね。