【2025年版】赤ちゃんのしつけのトレンド-マインドフル・ペアレンティングから年齢別に解説

しつけというと「ルールを守らせる」「叱る」などのイメージが強いですが、近年注目されているのが『マインドフル・ペアレンティング』というアプローチです。
これは、親が「今この瞬間」に意識を向け、感情的にならずに穏やかに子どもと関わる姿勢を大切にする育児法です。ここでは、マインドフル・ペアレンティングの視点から、赤ちゃんのしつけを年齢別に解説していきます。
【0歳】存在にしっかり“意識”を向ける
- 授乳やおむつ替えの時間を“ながら”ではなく、子どもに100%意識を向ける時間にする
- 泣いたらすぐに抱き上げ、「大丈夫だよ」と穏やかに声をかける
- この時期は“行動”より“つながり”がしつけの土台
【1歳】イヤイヤ期にこそ“間”をつくる

- かんしゃくや拒否反応があっても、まずは一呼吸して冷静に対応する
- 「やめなさい!」ではなく、「そうしたかったんだね」と気持ちを言葉にすることで、子どもは安心する
- 親の落ち着きが、子どもの心の安定に直結
【2歳】“選ばせる”しつけで自立心を伸ばす
- 「靴は赤と青どっちにする?」など、選択肢を与えることで自分で決める力を育む
- 親がイライラしたら、“今の自分”に気づいて深呼吸するのがマインドフルな対応
- 子どもを「変えよう」とせず、「理解しよう」とする姿勢が重要
【3歳】感情を教え、受け止める時期
- 「悲しいの?」「怒ってるのかな?」と、感情に名前をつけてあげる
- 親も「今日は疲れてるな」と自分の状態に気づくことで、落ち着いて関われる
- 正すより、一緒に感じ、一緒に考える
【4歳】ルールより“対話”を大切に

- 「片付けなさい!」より「どうしたらお部屋がきれいになるかな?」と問いかける
- ルールの背景や理由を伝えることで、子どもも納得しやすくなる
- 一緒にルールを決めるのも◎
【5歳〜】感情と行動の“自己調整”を学ぶ
- 「どうすればよかったと思う?」と自分で考えさせる機会を増やす
- 親が感情的になったときは「さっきはごめんね」と謝ることも大切な学び
- 共に育つ関係を築くことがマインドフル・ペアレンティングの本質
おわりに
子どもは完璧じゃないし、親も完璧である必要はありません。大切なのは、“今ここ”に意識を向けて、子どもとつながろうとする姿勢です。マインドフルに関わることで、親子の関係はより深く、しつけも自然な形で身についていきます。