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なぜかみんな英語を話せる。オランダの英語教育事情

なぜかみんな英語を話せる。オランダの英語教育事情

 

英語が話せるオランダの環境

 

 

オランダでは英語が通じる?公用語はオランダ語

 

オランダは ヨーロッパ大陸の西側に位置し、日本の九州ほどの面積に、1700万人が暮らす小国です。

 

公用語はオランダ語で、一般的な教育、公的機関の書類業務などはオランダ語で行われています。

しかし、実際に居住してみると英語が通じないというシーンは日常生活の中でほぼ皆無!小学校の高学年くらいから、お年寄りまで、職業を問わず英語でのコミュニケーションが可能です。

 

 

世界英語力ランキング1位!国民の94%がバイリンガル

EF Education First オランダ1位

 

 

実際にオランダの英語力をデータで確認してみましょう。

EF Education First(EF)という機関が、英語を母語としない100の国や地域に住む成人を対象に行った英語力テストで、2020年に1位を獲得しています。(ちなみに日本は55位)

出典 https://www.ef.com/wwen/epi/

2012年のEU のデータでは、オランダ国民の94%がバイリンガル(オランダ語+一カ国語)、77%がトリリンガル(オランダ語+二カ国語)との調査結果が出ています。

出典 https://ec.europa.eu/commfrontoffice/publicopinion/archives/ebs/ebs_386_en.pdf

 

 

オランダの学校ではいつから英語を習う?

 

オランダの家庭での英語環境

 

オランダの小学校はオランダ語での教育が基本です。

1986年より、オランダの小学校のグループ5(9歳頃)より英語の教育が義務付けられました。

 

実際には幼稚園にあたるクラスから独自のカリキュラムとして英語教育を取り入れている学校も少なくありません。

 

小学校では、文法よりもコミュニケーションに重点が置かれ、「自分が考えていることを伝える」ためのツールとしての英語教育を行っているという印象を受けます。

 

また、オランダ語×英語のバイリンガル校が公立校で全国に100校程度あり、家庭の教育方針により、バイリンガル校に入学することも可能です。

中学校では英語は必修科目。

それ以外にもフランス語、ドイツ語、ラテン語などもカリキュラムに含まれます。

 

筆者の子どもが通っていた中学校では、フランス語実習のために現地に研修旅行に行き、フランス語のみを使う時間をすごすなどの実践時間が設けられていました。

筆者の高校生の子どもは、週に3時間の英語の授業があり、英語の本を読んで読書感想文を書いたり、英語でのプレゼンテーションをしたり、実践的な英語を学んでいます。

大学でも英語で受けられるカリキュラムが年々増加しており、全国で2000カリキュラム、既に60%以上が英語での講義になっていると新聞等でも報道されています。

ちなみに留学生に求められる英語力はIELTSのスコア最低6.0が基準点となっているようです。

 

家庭で何かしているの?家庭での英語環境について

 

いつから習う?オランダの英語事情

 

オランダの小学生は塾などに通うことはほとんどないので、筆者は英語を習っているという子どもに出会ったことがありません。

しかし、ベルギー、ドイツという他国と接する立地柄、そして世界中からの移民が多い場所であることからも、他の国の言語に触れる機会は生活の中でとても多いです。

公園で遊んでいて仲良くなった子が英語話者だったり、クラスメイトの保護者が多国籍カップルで家庭内の共通言語が英語だったりするケースはよくあることです。

 

また、テレビや映画も海外作品などは英語にオランダ語字幕ということも多く、ラジオやショッピング中に流れる音楽も英語なので、必然的に耳にする機会は多くなります。

 

現在では小さな頃からYoutube で英語コンテンツを視聴しているので、小さな子どもたちも英語が耳に慣れている状態と言えるでしょう。

筆者の子どもが8歳のときにオンラインで受けた英語力チェックでは、日本の小学校6年生以上の英語力があると判定されました。

町中で困っている英語話者がいると、間違いを恐れずに英語で話しかけて道案内をしたり、必要な情報を伝えたりしている姿をみて、頼もしいなぁと感じます。

 

多言語に対して耳が開かれているだけでなく、オランダ語とドイツ語は英語と同じ西ゲルマン語派に属し、かなり言語的に近さもあるため、英語を習得しやすい環境にあるのは間違いないようです。

 

 

まとめ

 

オランダの英語力の高さは、自然に慣れる環境と、コミュニケーションが重視されていることにポイントがあると感じます。

発音や文法の間違いを恐れずに思っていることを伝えたいという熱意が、誰もが英語で会話をできる社会を作っているようです。

 

 

 


荒井瞳実荒井瞳実
2012年から海外暮らし。

2016年よりオランダで高校生から小学生3人の子育て中。

常にナチュラルな生き方を模索しながら、スパでのセラピスト業、アロマ講師、ライター業などを行っている。

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