海外ほぼワンオペ育児日記㉔-ベトナムでの検診での衝撃-
妊娠糖尿病の検診は、前回もご紹介の通り、ローカル総合病院を受診することとなった私ですが、妊婦健診はインターナショナルクリニックで引き続き受診します。
数回目の検診で、先生より「母体血清マーカー検査」の説明を受けました。
「母体血清マーカー検査」・・・母体の血液の検査から、胎児に染色体の異常がないか確認する検査のこと。
ベトナムでは3,000円くらいで受けることができ、ほぼ全ての妊婦さんが受けるテストだと説明を受けました。年齢から考えて染色体異常の可能性は極めて低いが、念の為検査をするようにと説明していただいたので、その日に採血をし、検査を受けることにしました。
その他の検診内容については、いつもと変わらず、たくさんエコーを撮ってくださり、胎児の様子を丁寧に説明してくれました!
今回の血液検査の結果については1週間程度でメールするね!とのことだったので、その日はそのまま帰宅。順調に大きく育っているエコー写真を眺めながら、幸せを噛み締めていました。
この回の検診では、日本人看護師さんがいなかったので、先生説明を完璧に理解できておず、メモしていた単語を頼りに、今回の血液検査の内容について調べてみました。
日本で1人目の検診を受けていた時は、聞いたことのない検査だな〜といったくらいの印象であまり深く考えていませんでした。
数日後、先生からのメールが届いたので、確認すると・・・
「血液検査の結果について、話さないといけないことがあるので、できれば旦那さんも一緒に結果の確認にお越しください。」
と書かれていました。
時が止まったような、息が止まったような、独特の感覚でした。
冷や汗と涙が止まらず、とっさに旦那に連絡。
もちろん、一緒に来てくれるなんてことはなく、すぐに息子を連れて病院へ駆け込みました。

日本人看護師さんも一緒に診察室で待機してくれており、先生のいつもの明るさはなく、なんだか本当に嫌な予感しかしない空気感を今でもはっきり覚えています。
息子は受付で預かっておきますとのことで、益々様子がおかしい・・・・
恐怖しかありませんでしたが、血液検査の結果を確認します。
先生からは、通常私の年齢だとありえない血液検査の結果となったと説明。
染色体異常の可能性が50分の1だと。
絶対に染色体異常を持っているということではなく、50人に1人の割合で、染色体に異常を持った赤ちゃんが産まれるという結果になっていると。
おそらく私1人では判断できない内容だと思うので、旦那さんにも一緒に来て欲しかったとのお話でした。
私の目からは涙がたくさん出てきて、どうしたらいいのか全くわかりませんでした。

息子も待っているから、涙は診察室の中だけにしなきゃ!!と必死に止めようとすればするほど涙が溢れます。
先生は私にかける言葉を選びながら、抱きしめてくれましたが、涙がどんどん出てきました。
日本人看護師さんもかけてくださる言葉を選びながら、丁寧に説明してくれました。
先生はエコーも撮ってくれ、元気に動き回る胎児の様子を確認しました。
もう、どうしていいのかわからなくて、その日は涙を止めることに必死でした。
隠しきれない動揺がおさまらない中、先生から次のお話をいただくことになるのでした。
次回、まさかのN I P T検査を受ける@ベトナムのお話をさせていただきたいと思います!!
Shiho
海外でのほぼワンオペ育児経験を発信!
海外在住歴8年(シンガポールとベトナム)海外子育て歴5年(ベトナム)、現在は日本在住 2児の母です。 これまでの海外での子育てを通じて経験したこと、帰国後の子供達の生活等、これから海外で子育てをされる方、海外での育児に興味がある方へ、少しでも役に立つ情報を発信していきます。
