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海外ほぼワンオペ育児日記㉒-ベトナムで妊娠糖尿病と戦う その1-

 通常の妊婦健診に加え、内分泌科の検診もある私。血糖値が大変な数値だったので、毎回血液検査もセットで行い、栄養指導も行っていただいていました。

 体重が重すぎるというわけでもなかったので、運動療法での改善は見込めないことから、初期からインスリン投与をすることになりました。妊娠糖尿病になると予測してはいたものの、初期からという展開に衝撃を隠せません。

妊娠初期から血糖値が高いと、赤ちゃんに過剰な糖が送られてしまうため、奇形児になる可能性が高いという文章を読んだことから、あらゆる糖を摂取することが恐怖となり、私の主食は、サラダ、きのこ、こんにゃく、チーズでした。

白米をほとんど食べなくても、通常の人の空腹時血糖値よりも高い状況でした。全てが恐怖なのに、今回の悪阻も吐き悪阻、そして、食べたいと思うのが、残念なくらいに甘いものだらけでした。

でも、食べた後の血糖値測定と数値を見ることの罪悪感から、食べることができず、食べても吐く、吐くものがないのに吐き気がするという地獄のような状況が続きました。

 内分泌科の先生が、このままでは良くないので、インスリンを投与し、血糖値を毎食前後に測定、食べたものについては記録し、検診の際に血液検査をしてアドバイスをもらうということになったのですが、これも全て保険適用外なので、本当に辛い・・・・

血糖値測定値もレンタルはできないとのことで、購入することになり、莫大な出費が続きました。段々先生とも通訳さんなしでコミュニケーションを取れるようになった時に、先生からの提案を受けました。

「私はあなたが全額自分で払っているなんて思っていなかった。もう十分なくらい支払っているから、これからは私が務めているローカルの総合病院で内分泌科の受診をしないか?ローカル病院はお金を殆ど支払う必要はなく、私が医師なので内容は変わらない。」

インターナショナルクリニックのほかにもいくつかの病院で患者さんを診ているという先生。実際、すごい金額の出費だったので、ローカル病院がどんなところなのかもわからなかったが、先生が同じであれば安心できると思ったので、先生の提案に乗っかることにしました。

まさか、ベトナムのローカル病院に行くことになるとは・・

思ってもない展開でしたが、先生の計らいに感謝しました。

先生と個人的にメールアドレスを交換し、病院受診の日時を決めることにしました。

病院の詳細は後ほど送ってくれるということで、その日の検診は終了しました。

次回、恐怖のローカル病院受診!!ベトナムの医療事情を目の当たりにした日々です。恐怖と隣り合わせの検診レポートです!


Shiho
海外でのほぼワンオペ育児経験を発信!

海外在住歴8年(シンガポールとベトナム)海外子育て歴5年(ベトナム)、現在は日本在住 2児の母です。 これまでの海外での子育てを通じて経験したこと、帰国後の子供達の生活等、これから海外で子育てをされる方、海外での育児に興味がある方へ、少しでも役に立つ情報を発信していきます。


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