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知育といえば玩具?お金をかけずに毎日を知育ライフに変える方法

遊びは立派なお仕事

基本的な生活習慣作りを通じて知育をもっと楽しく!

そろそろ知育!と考える時、知育「玩具」を真っ先に検索していませんか。

知育をキーワードにインターネットで検索すると、真っ先に玩具の広告が出る時代です。

知育玩具

私も知育を始める段階で、たくさんの知育玩具を購入しました。

知育玩具を購入した過去が間違いだったとは思いません。

でも、まず知育玩具から始める、というその感覚は間違いだったかな、とも思います。

知育とは、知能そのものを伸ばし、子どもがより豊かな知識を獲得できるよう促す育児です。

どうやって子どもの知能を刺激し鍛えるかがポイントで、ただ知育玩具を与えて、遊ばせれば育つものではありません。

また、ちょっと別の切り口から「育児って何をポイントに頑張ればいいのかな」と考えてみましょう。

色々検索してみると、文部科学省のホームページの中に、分かりやすいポイントが掲載されていました。

文部科学省のホームページの中には、乳幼児期に重視すべき課題として、次の事項が掲げられています。

子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題

  • 愛着の形成
  • 人に対する基本的信頼感の獲得
  • 基本的な生活習慣の形成
  • 十分な自己の発揮と他者の受容による自己肯定感の獲得
  • 道徳性や社会性の芽生えとなる遊びなどを通じた子ども同士の体験活動の充実

(参照:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/gaiyou/attach/1286156.htm)

上記の内容をよく検討すると、中央の「基本的な生活習慣の形成」を通じて、他の4つを実現していくことができるんじゃないかな、と考えられるかと思います。

実際に、知育を念頭に子どもとの生活を丁寧に見直すと、新しい発見や改善できるものが、たくさんあります。

ずっと自宅にいらっしゃるママの中には

「出産後は自宅でわが子と二人きりの時間が長すぎる、ストレスだ」

と感じていた方もいらっしゃるかもしれませんが、知育を意識して子どもと生活していくと、めちゃくちゃ楽しくて、忙しい!と思う日々になるかもしれません。

0歳児の生活習慣ポイント

0歳児の知育

おぎゃあ!と赤ちゃんが生まれてきてくれたら、まず次のことにポイントを置いて生活してみましょう。

  • 五感の刺激
  • 言葉がけ
  • 生活の中にたくさんある「オノマトペ」

我が家での生活の中での取り組み例に、具体的にどのようなことができるかご紹介します。

全く同じことをする必要はありません。このほかにもそれぞれのご家庭に合った形の取り組みがあると思いますので、一つのヒントとしてみて頂けると嬉しいです。

我が家では、おむつ交換ごとに、太陽が出ている間は月齢に合わせたベビーマッサージを、日が沈んだら手遊び歌を歌っています。

お世話をする時は「今からミルク作るからね」「だっこするよ」など、言葉で伝えてからお世話をするようにしています。

お散歩をすれば「赤い自動車」「信号」「たんぽぽ」「たくさん」「きれい」「かぜ、びゅうびゅう」「飛行機、びゅーん」など、赤ちゃんに見えるものや聞こえるものを実況中継しながら、楽しく歩きます。

もちろん「おはよう」「おやすみ」などの挨拶も口元をよく見せながら伝えますし、「いただきます」「ごちそうさまでした」を聞かせてあげます。

離乳食を始める前から「いただきます」などを伝えていたら、生後9か月頃には、言おうとしているような喃語を話していました。

そして、時間の許す限り絵本の読み聞かせをしています。

図書館の乳児用絵本コーナーは、自分に子供が生まれない限り近づくことがなかった場所ですが、どんな絵本に出会えるかをわが子と共に楽しんでいくようになりました。

今では、一人遊びをさせると、自分で一生懸命に本のページをめくって、絵本を眺めています。

夜のお風呂のあとには、入念にベビーマッサージとタッチケアを…と以上をひとつひとつ丁寧に日々を過ごしていると、実際ものすごく忙しいです。

確かに忙しいのですが、皆さんも、きっと大きな効果と育児のやり甲斐を感じることができるはずです。

1歳から2歳までの生活習慣ポイント

1歳頃には、次第に子ども自身に自我が芽生え、興味や意欲が出てきます。

この「興味」や「意欲」は大人の私たちにとっても大切なものです。

子どもの個性を生かして、次のポイントを念頭に育児をしていきましょう。

  • 主体意欲
  • 成功体験
  • 食育

まずは手を止め、よく子どもを観察します。

どこに視線が行っていて、何がしたいのか、楽しいのかまたは怖いのか、日々よく見てみましょう。

じっとしていて一見興味が無さそうでも、実は何かを興味を持って見ている可能性が高いです。

子どもが何に心を動かされたかが分かったら、ぜひ、子どもの気持ちに寄り添って、言葉の説明と共に、子ども自身が自分で出来るよう、手を添えるなどして、フォローしてあげてください。

「できたね!」の毎日で、子どもはますます意欲が湧き、日々成功体験を積むことができます。

最初は手を貸すばかりでも、あっという間に自分で出来るようになります。そんな姿をみるのも、親の醍醐味の一つではないでしょうか。

途中で失敗してしまった時にも「ここまでできたね!こうしたら、きっとうまくいくよ!」とポジティブな言葉がけをすることで次の挑戦への意欲に繋がるきっかけづくりをしてあげることが大切です。

また、この頃何よりも大切にしたいのは、食育です。

手づかみ食べを十分にさせることで、手先はぐんぐん器用になります。

色々な食材をつかむことで、手指の感覚が発達し、脳にもとてもいい刺激となります。

季節の食材を使うことで、食卓の会話もきっと弾むはずでしょう。

上手に手づかみ食べが出来るようになったり、興味が出てきた様子がみえてきたら、徐々にスプーンやフォークも使っていきましょう。

この毎日のご飯の時間でも、やっぱり「できたね!」をたくさん増やしたいところです。

そのためにも、子どもが使うカトラリーはよく吟味して、ぜひ子ども自身が「できた!」と成功体験を積めるような、使いやすいものを選びましょう!

ご飯の時間は楽しい時間、と子ども自身が気付くようになれば、食べ方もどんどん上手になってきますし、何よりママのストレスが大きく減ります。

はじめてのスプーン・フォークとしておすすめをご紹介します。

人間工学に基づいて設計された形で、まだまだ手先が不器用な子供でも本当に上手に食べることができるので、毎食が成功体験の連続になる優れモノです。

▶ 1歳から自分で上手に食べられる、お食事タイムの救世主Doddlトレーニングカトラリー

さて、1歳時代までに、話せるかは別として、言葉をより多く獲得し、体や特に指先の器用さを獲得できた子どもは、2歳前後に訪れる、いわゆる「いやいや期」も比較的穏やかに過ごせる傾向にある、と言われています。

「いやいや期」が怖いママは、特に上記の点にポイントを置いて、育児をしてみるのがお勧めです。

2歳になると、ひとり歩きもとっても上手になりますので、お散歩がどんどん楽しくなってきます。

公園などの屋外で、追いかけっこや季節に応じた遊びを思いっきり楽しんで、体をどんどん動かしましょう。

やりたい事、好きな遊びもはっきりしてきますので、可能な限り気持ちに寄り添って、子どもの好みにあった遊びを楽しんでいきたいところです。

また、社会性を身につける準備として、家庭内では、「パパの番、ママの番、○○君/ちゃんの番!」など、「じゅんばんこ」の練習や「ちょうだい、どうぞ、ありがとう」の練習もどんどん習慣化していきましょう。

3歳から5歳までの生活習慣ポイント

3歳頃からは、保育園や幼稚園に通ったり、習い事に通い始める子もいるでしょう。

子どもたちの社会がどんどん広がっていく時期です。

そんな時期を楽しく過ごせるよう、2歳までの育児ポイントに加え、次の点にポイントを置いて、育児をますます充実させていきましょう。

  • 時計
  • 季節
  • 天気

幼稚園などに通うにしろ、習い事に行くにしろ、時間の管理はとても大切になります。

時計の見かた、時間割りを繰り返し丁寧に説明し、子どもと一緒に時計を見る生活を心がけましょう。針表示式のアナログ時計がお勧めです。

時計の絵本や歌を利用して、楽しく学習するのも方法の1つです。

また、数の学習も生活に取り入れてきましょう。

1から10などの数を数えるだけでなく、逆唱して最後に「0」を取り入れるなど、「0」の概念も伝えられるとより良いでしょう。

おやつの時間などに「ママに3個、パパに5個、○○ちゃんに4個、全部で何個必要かな」などのやりとりも、楽しく数を学べます。

また、季節感のある遊びや学びをどんどん積極的に取り入れましょう。

自然とふれあい学ぶ

3歳のころと4歳、5歳では、子どもが興味を持つものも、興味の度合いも全く異なります。ぜひ今しかできない体験と感動を一緒に楽しんでいきましょう。

そして、日々の天気も知育に取り入れて、「今日は雨だから、雨の歌を歌おうか!」「晴れて気持ちいいから、お外の様子をお絵かきしてみようか!」など、天気に対する注意や気づきを促すのも良いでしょう。

我が家では、カレンダーを使って「今日は○月○日、お天気は、晴れ!」と毎朝の日課にしています。

4歳ころには、時には大人っぽく、時にはもっと幼かったころの様に、精神年齢もコロコロ変わります。健全な成長過程として、前向きに接することができたら幸せですね。

こんな風に赤ちゃんみたく甘えてくることも最後かも…と思いながら接すると、赤ちゃん返りも愛おしく感じることでしょう。

知育玩具の補完的役割

補完としての知育玩具

今までお話しさせていただいた通り、日常生活の中に、子どもの知能の発育を促すヒントはたくさんあります。

知育は毎日の繰り返し、積み重ねが大切ですから、日常の育児の中に組み込むことが一番重要なのですが、その毎日の中で、どうしても得意なことと不得意なことが分かれてきます。

そんな時に、ぜひ活用したいのが、知育玩具です。

知育玩具を準備する時は、まず目的を明確にし、その目的にあった玩具を準備しましょう。

また、苦手なことを強いられるのは、子どもにとってストレスであることも十分に理解したうえで、利用しなければなりません。

まずは親が楽しそうに遊んでいる所を見せ、子どもが興味を示した段階で、少しずつ触れさせ、一緒に楽しく遊びましょう。

やりすぎも興味をすぐに無くしてしまう原因となります。

フラッシュカードなら1周だけ、お絵かきなら1枚だけ、100玉そろばんなら3分だけ、等と、ごくごく短い時間で毎日繰り返し、子どもの興味がそれたら、その日は中断させる位が丁度いいのではないでしょうか。

まとめ

知育は生活習慣の中に組み込んで、毎日繰り返していくことが、とても大切です。

また、子どもの年齢ごとに促すべきものや、促すためのアプローチ方法も全く異なります。

そういった意味でも、学ぶのは子どもではなく、親なのかもしれません。

調べて、しっかり勉強して、子どもと遊んで試行錯誤を繰り返す。

そんな毎日をどうか楽しんで、子どもの成長、自立というギフトを得たい、そんな風に思う日々です。

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