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泣かせずに卒乳!おっぱい大好きの子供を持つママ必見

おっぱいがテントウ虫に変わる日

泣かせずに卒乳!おっぱい大好きの子供を持つママ必見

子供が1歳前後になると「仕事復帰のタイミングに合わせて卒乳をしたい」「卒乳して睡眠のリズムを整えたい」など、卒乳という言葉を意識し始める方は多いはず。

ただ、おっぱい大好きな我が子が、涙なしに卒乳できるかどうか…不安ですよね?

今回はおっぱいが本当に大好きだった娘を、まったく泣かせずに卒乳に導いた私の体験談をご紹介。

また、断乳という言葉も同じく授乳を終了する際のニュアンスとしてよく用いられますが、当サイトでは子供の負担が少ないという点から「卒乳」という言葉を使っています。

大泣き・ツライ授乳終了 → 断乳

自然と・負担なき授乳終了 → 卒乳

自分でも驚くくらい上手くいったので、これから卒乳を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね!

卒乳、断乳の時期がやってきた

1歳3カ月の時に卒乳を決意

私が卒乳をしよう!と思い立ったのは、娘が1歳3歳頃のこと。離乳食もよく進んでいたので、タイミング的にそろそろと卒乳の時期かなと感じていました。

「子供が自然とおっぱいを飲まなくなった」という話も周囲でチラホラ聞き始めていたのですが、うちの娘はと言うと…「パイパイ!」と、いつも嬉しそうにおっぱいを目掛けて飛びついていました。

卒乳を決行したという友だちからは「大泣きして途中で止めようかと思った」「3日間泣き続けた…」といった話を聞かされ、おっぱい好きな娘の卒乳は、私にとって大変なミッションとなり得ることを確信。

でも、できるならば子供を泣かせずに卒乳させたい…!と思うのが母心。さまざまな卒乳の情報を調べて、涙なしの卒乳プランを立てたのでした。

ニュージーランドの看護師には無理だと言われた卒乳プラン

私が立てた卒乳のシナリオは1カ月の準備期間を経て、娘におっぱいが最後になることを言い聞かせ、エックスデーにはおっぱいがテントウムシになってしまうというもの。

当時、娘が肌身離さず大切にしていたぬいるぐみが、テントウムシの「テンちゃん」でした。おっぱいは、ある日突然娘の大好きなテントウムシになり、笑顔でお別れというプランです。

ちょうど卒乳を計画した時期に乳児検診があり、ニュージーランドの育児支援団体・プランケットに所属する看護師にも卒乳を勧められました。その時に私の卒乳プランを話したところ、返ってきた言葉が…「そんなの上手くいくわけないわ。泣かさないと無理よ!」

結構冷たく言われショックを受けましたが、ダメ元でやってみる価値はあると思った私は、計画通り卒乳を決行したのでした。

卒乳カレンダーを作って毎日子供とチェック

最初に卒乳カレンダーを作り、娘にはカレンダーを見せながら「今日から30日数えたらおっぱいとバイバイね!」と言いながら、1から30までを指で差しながらカウントしました。

そしてカレンダーの31日目には、娘の大好きなテントウムシの絵を書きました。

「この日に、おっぱいはテンちゃんになっちゃうんだよ。」と私が言うと、娘は「???」という顔をしながらもテントウムシの絵を見て「テンタン!」と嬉しそうでした。

それから、毎日カレンダーを見せながら「あと何日でおっぱいとバイバイだね。」と言い聞かせていると、娘もテントウムシのマークを指さしながら「テンタン!おっぱい!バイバイ!」と、よくわからないながらも何かが起こる日だということは認識していた様子。

卒乳の日に備えて、着々と準備を進めていったのでした。

おっぱい最後の日はママにとっても寂しい日

おっぱい最後の日は、娘に「今日でおっぱいは最後だよ!」とカレンダーを見せて言いながら、なんだか私が寂しい気持ちに…。おっぱいを飲み終わって満足そうな娘に私は言いました。「おっぱいにバイバイしようね。」不思議そうな顔をして、おっぱいにバイバイをした娘。

その後、私はおっぱいに絆創膏を貼り、油性の赤と黒のマジックでテントウムシを右と左のおっぱいに大きく書きました。

娘はびっくり!おっぱいがテントウムシになった日

おっぱいがテントウ虫になった日

次の日、娘はいつものように「パイパイ!」とおっぱいをねだりにやってきました。私はカレンダーを見せながら「昨日おっぱいにバイバイしたよね。今日はおっぱいがテンちゃんになる日だよ」といってテントウムシを書いたおっぱいを見せると…娘、目がテン!

「テンタン!」と私のおっぱいを不思議そうに見ながらも、少し興奮気味です。娘は「おっぱいはどこにいったのか?」という疑問と「おっぱいがテントウムシに変わった」というサプライズで頭がいっぱいになり「おっぱいが飲めなくて悲しい」という気持ちは前には出てきません。

複雑な表情を浮かべながらも泣かない娘を見て、私は心の中でガッツポーズ!娘はそれから1週間は毎日おっぱいをチェックにきましたが、だんだんおっぱいのことを忘れてチェックの頻度が少なくなっていきました。

その後、忘れたころにチェックしにきたときには、テントウムシは完全に消えていたのですが、もうおっぱいを見ても欲しがることはありませんでした。「テンタンは?」と聞かれましたが「テンちゃんはもうお空に飛んでいったよ」と言うと娘も納得し、卒乳は完結です。

泣かない卒乳はおすすめ!

私はねんねやトイレのトレーニングでは結構苦労したのですが、卒乳だけはストレスなく終えることができました。ニュージーランドの看護師に無理だと言われながらも、泣かせない卒乳にチャレンジして本当によかったです。

卒乳は子供の離乳食の進み具合やおっぱいへの執着度、ママの事情などもあり進め方も十人十色ですが、慎重にプランを立てて、できるだけ子供もママもハッピーな卒乳を目指しましょう!


ライター:古屋恵子

ライター:古屋 恵子

ニュージーランド在住。

イタリア人の夫と7才の娘と毎日にぎやかに暮らしています。2012年からフルタイムのライターとして活動中。

海外での育児経験を通して、ママさんにとって役立つ情報を発信しています。

 

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