海外ほぼワンオペ育児日記㉕-ベトナムでNIPTを受ける-
「もう本当に色々辛い・・・」
2人目の妊娠生活の幕開けから、信じられないことばかりで心身共にヘロヘロでした。
前回の記事で「母体血清マーカー」のお話をしましたが、そこでまさかの「陽性」の結果を受け、もう何が何だかわからなくなってしまっていた私に、先生がお話してくれたのは、
N I P T検査です。
N I P Tとは・・・新型出生前診断と呼ばれる検査で、母体の血液から特定の染色体疾患の可能性を調べるもの。
日本では高齢出産で初産の方などに勧められる検査で、必ず検査をうける前後にはカウンセラーさんと1時間程度の面談を夫婦で受けると教えてもらいました。
当時の私は30歳、2人目の出産ということで、当時の日本基準では該当しない妊婦でした。自分でも信じられなくて、NI P Tが何かもわからないまま、話もろくに頭に入ってこないまま、話を聞いていました。
後ほど看護師さんから、血清マーカーの結果が陽性だったので、もう一段階精度の高い検査を受けるように勧められているとお話してくださいました。
アメリカに血液を送る必要があり、また検査ができる週数も限られているため、数日以内にテストを受けるかを決める必要があるものでした。
ベトナムではカウンセリングを受けるシステムがないので、夫婦でしっかりと話をし、決断してくださいとお話してもらいました。

その日、帰宅した不機嫌な旦那にN I P Tを話してみて、想像通りの塩対応。
テストを受けて、万が一の結果だった時にどうするかをきちんと話したいを伝えても、信じられない受け答えをされ、
「もう。1人で決めて、1人で考えるしかないのかもしれないな。」
と覚悟を決めて、翌日病院に電話をし、N I P T検査を受けることにしたのでした。
検査そのものは、採血するだけなので、10分程度で終わります。
結果が出るまで2週間、ほとんどご飯を口にすることができず、インスリンを打ち、血糖値を測り、お腹をながめて涙を流し、、、
息子の何気ない表情にまた涙する日々でした。

Shiho
海外でのほぼワンオペ育児経験を発信!
海外在住歴8年(シンガポールとベトナム)海外子育て歴5年(ベトナム)、現在は日本在住 2児の母です。 これまでの海外での子育てを通じて経験したこと、帰国後の子供達の生活等、これから海外で子育てをされる方、海外での育児に興味がある方へ、少しでも役に立つ情報を発信していきます。
