ブランド創設ストーリーピカーレが生まれたわけ
ピカーレは、ひとりの子育てママだったブランドディレクター小川晃代の小さな実体験から生まれました。
「日本の子育ては、もっと楽しくなれる!」
ピカーレのそんな思いが、あなたにも届きますように。
なぜあの赤ちゃんは自分で上手に食べているの?
ピカーレが生まれるきっかけは、私が2018年にdoddl社のカトラリーと出会ったことでした。初めての子連れ海外旅行に出かけた私は、現地のレストランで、1歳の息子の食事に悪戦苦闘していました。食べさせようとする私の手を阻止し、テーブルの上を散らかしまくる彼に困って、ふと横の席を見ると、同じぐらいの男の子が自分でカトラリーを使って上手に食事をしているではありませんか。私は思わずその赤ちゃんの母親に声をかけました。
それまで見たことのなかったイギリス製カトラリー
彼女は2人の男の子を持つアメリカ人の小児脳外科医でした。「うちの子も落ち着きなくて苦労してたのよ。でも、このカトラリーを持たせてからは食べるのが楽しくなったみたい」と彼女。
「そんな魔法のようなカトラリーがあるのか」と思いつつ、帰国した私は同じ製品を入手するべくベビー用品店へ。でもどこを探しても誰に聞いても同じ商品は見当たりません。私は、記憶を頼りにあの手この手で調べまくり、ようやくイギリスの製品であることを突き止めました。
小さなツールがくれた、母子の自己肯定感
イギリスのdoddl社に連絡をとり、やっとのことでカトラリーを取り寄せた私。さっそく息子の食事プレートの横に添えてみると、スッと手に取り、食べ物を口に運んでくれたのです。「魔法の道具、みつけた!」。そこからは、私にとってイライラ・憂鬱のタネだった食事タイムが、「すごいね!」「できたね!」と息子を褒める時間に変わり、毎日楽しみに思えるようにすらなったのです。
「これがあれば、私のようなやんちゃキッズのママは絶対もっとラクになるはず……!」そう思った私はイギリスのdoddl社に、発送のお礼と共に「日本にもぜひ進出してください!」というメッセージを送りました。
想像もしていなかった総代理店に
しかしブランド側から返ってきたのは「じゃあ日本の代理店を紹介してくれない?」という答え。そんなことを言われても……と思いながら、思いつく先を当たってみても、どこも相手にしてくれません。しかたない、あきらめるか、という気持ちに反して、「私のようなママに何とかしてdoddlの存在を知ってもらいたい」という思いが湧き上がってきました。
とはいえ、ふつうのワーキングマザーの私には資金がありません。そこでチャレンジしたのが、Makuakeのクラウドファンディング。すべてが手探りの不安の中、当初の目標を大きく上回る支援をいただいて、doddl日本正規代理店としての第一歩を踏み出すことができました。
日本の子育てを今よりちょっとハッピーに
doddlとの出会いが教えてくれたことは「小さなカトラリーでもここまで暮らしを変える力がある」「子育ての悩みは、少しのきっかけで成長へのチャンスにつながる」ということです。日本では「子育ては大変なもの・忍耐が必要なもの」という思い込みがあり、新米パパママは孤立して悩みがちです。だからこそ私は、まだ日本に紹介されていない海外のツールや情報を通じて、大人も視野が広がり、「子どもの可能性ってすごい!」「子育てって楽しい!」と感じられるきっかけをお届けしたいと思ったのです。
子どもも大人も光る世界へ、ピカーレと
ピカーレが扱うのは、子どもの成長の根幹をなす「食」と「遊」にかかわるモノやコト。変化の激しいこの時代、未来を生き抜く力を育てるために、非認知能力やSTEAM教育、モンテッソーリ教育など、子どもの潜在的能力へのアプローチが注目されています。
そんな中でピカーレは、なんでもないふだんの暮らしの中で、子どもの「できた!」「やってみたい!」という学び・探求を促すツールや情報をお届けします。それらのモノやコト、人との出会いを通じて、かつての私のように「やりたいこと」を見つけるパパママもいるかもしれません。そんな「子どももおとなも光る」世界を、ピカーレと一緒に楽しみませんか。