寝てくれない!を1日で解決したハイブリット型ねんトレ。効果絶大だったジーナ式&ファーバー式の我が家流カスタマイズ。
目次
【ジーナ式&ファーバー式を参考にねんねトレーニング】1日で一晩中寝るように!
「子供の寝かしつけが上手くいかない…」
「夜の授乳に疲れ果てている…」
といったママさんの気持ちは痛いほどよく分かります。
私も娘が9カ月を過ぎた頃には、精神的にも体力的にもピークに達し「このままでは無理…!」というほど追い詰められた状況でした。
そこで、ジーナ式やファーバー式といった『ねんねトレーニング』の方法を参考に寝かしつけを実践した結果…
夜中に何度も起きていた娘が、翌日から一度も起きずに朝まで寝るように!
私が行ったねんねトレーニングの方法や記録についてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
ねんねトレーニングを決行した理由
育児に関する悩みは尽きないと思いますが、寝かしつけに苦労しているママさんは多いのではないでしょうか?
娘もすんなりと寝てはくれずに夜泣きもあり、毎晩寝かしつけに必死だったのを覚えています。
娘がベビーベッドで熟睡なんて夢のまた夢…。
抱っこでやっと寝たと思っても、ベッドに移した途端に娘の目はパッチリと開いて泣いていました。
結局、ソファーで抱っこしたまま寝てしまったり、疲れ果てて添い乳したまま寝てしまったり…という日々の連続。
あげくのはてには娘を抱えたまま、眠くてふらつく自分に危機感を抱きました。
このままでは娘にケガをさせてしまうかもしれない…
と思った私は、ねんねトレーニングの必要性を感じ、実践することにしたのでした。
泣かせるねんねトレーニングのメリットとデメリット
私が参考にしたねんねトレーニングは、イギリス発のナニー(王室など上流階級の家庭に仕える乳母)だったジーナ・フォードさんが発案した「ジーナ式」と、
アメリカの乳幼児の睡眠障害を専門とする小児科医ファーバー氏が推奨する「ファーバー式」です。
ファーバー式は「泣かせるねんねトレーニング(通称:ネントレ)」の部類に入ります。
賛否両論あるとは思いますが、私はデメリットよりもメリットのほうが大きいと考えました。
デメリット
- 泣かせることによる子供の精神的負担
メリット
- 子供の快眠
- 子供の安全
- 子供の生活リズムが整う
- ママの快眠
- 夜の授乳の終了
デメリットは、泣かせるため娘に精神的な負担がかかることで、私も耐えられるだろうかという不安はありました。
でも、体力や精神の限界が引き起こし得る災害を考えると、挑戦する価値があると考えたのでした。
ファーバー式で寝かしつけを実践
寝かしつけについては、ジーナ式よりもルールが厳しいと思えたファーバー式を参考にし、以下の点に気をつけました。
ファーバー式寝かしつけのポイント
- 寝る前の儀式を決める
- ベビーベッドで寝かせる
- 寝る時は部屋を暗くする
- 3分・5分・10分・20分と子供を確認する間隔を徐々に伸ばす
- 赤ちゃんが泣いても抱き上げずに、夜中に起きても同様の対応をする
ねんねトレーニングを行うにあたって、私は可哀そうという理由により途中で止めないことを心に決めていました。
もし途中で止めてしまうと、娘の流す涙が無駄に…。
絶対にやり通す覚悟が必要でした。
ジーナ式で生活スケジュールを組む
ジーナ式のねんねトレーニングは、睡眠だけではなく生活スケジュールの細かい管理を行うのが特徴で、自然に赤ちゃんが眠れるようになることを目的としています。
私はジーナ式の生活スケジュールを参考にし、ざっくりとですが以下の点を取り入れました。
ジーナ式生活スケジュールのポイント
- 起床時間と就寝時間を決める
- 3食の食事時間を決める
- 添い乳を止める
- 就寝の30分前には授乳を終えておく
ジーナ式の寝かしつけ方法は、部屋を暗くすることやベビーベッドの推奨などはファーバー式と同じですが、以下の点についてルールが違います。
ジーナ式・ファーバー式で違うポイント(ジーナ式の場合)
- 10分間隔で赤ちゃんを確認しにいき、基本的に抱っこはしない
- 1時間経っても泣きやまない場合は抱っこしてあやす
- 夜中に起きた場合は5分様子見して、寝ない時は授乳
ジーナ式はファーバー式と比べると少しソフトな対応ができ、状況に応じて抱っこや授乳ができます。
私がファーバー式を選んだ理由は、途中で抱っこしたり授乳したりすると娘に期待を持たせてしまい、結局同じことの繰り返しになるのでは?と感じたからです。
ねんねトレーニングを実行
1日のスケジュールはジーナ式を、寝かしつけはファーバー式を実践することに決め、以下のようなスケジュールを組みました。
ジーナ式 & ファーバー式ハイブリッド型タイムスケジュール
8:00 時起床・授乳・離乳食
12:30 授乳・離乳食
14:00~15:30 昼寝
16:00 授乳
17:30 離乳食
18:30 お風呂
19:00 授乳
20:00 就寝
ねんねトレーニングを決行する数日前から、できるだけ上記のスケジュール通りに行動し、とうとう迎えたトレーニングの夜。
最初に眠りの儀式として、ベビーベッドに連れていった後に、絵本を1冊読むことにしました。
「おやすみ。」
と言い電気を消して部屋を出ようとすると、いつもと違う様子に娘はギャン泣き…。
泣く娘を残してドアを閉める時は、かなり心が痛みました。
3分間待って娘のもとに戻り「大丈夫だよ」と背中をさすりながらなだめ、抱っこを求められてもグッと我慢してまた退室。
その次は5分、10分、20分、30分と徐々に声がけの間隔を伸ばしましたが、1時間経っても娘の泣き声は止まりません。
心が折れそうになりながらも、泣かせ続けること約2時間30分。
22時30頃、娘はとうとう泣き疲れて眠り、長い夜がやっと終わったと思ったら…
1時間後にもう一度起きました。
しかし、3分間待って部屋に入り背中をさすると、今度はすぐに就寝。
そして、翌日の朝8時30分まで娘は一度も起きずに爆睡!
目覚めた娘のご機嫌な顔を見て、私は心の底からホッとしたのでした。
そして、ねんトレ2日目にかかった寝かしつけの時間は約10分で、なんと娘は11時間一度も起きずに朝まで快眠できました。
ハイブリット型ネントレの効果は絶大だった!
娘は日ごとに自分で寝ることに慣れていき、夜も泣かずに「バイバイ」と手を振って寝るように。
我が家ではねんねトレーニングの効果は絶大でした。
子供の寝かしつけで悩んでいる方には、ジーナ式やファーバー式はおすすめ!
母子ともに健康な睡眠と生活サイクルを整えましょう。
ライター:古屋 恵子
ニュージーランド在住。
イタリア人の夫と7才の娘と毎日にぎやかに暮らしています。2012年からフルタイムのライターとして活動中。
海外での育児経験を通して、ママさんにとって役立つ情報を発信しています。