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アメリカ流のしつけ「タイムアウト」とは?効果と正しい5つのステップ

アメリカ流のしつけ「タイムアウト」とは?効果と正しい5つのステップ

 

TIMEOUT

 

2歳になって自己欲求がではじめる頃、何を言っても子供に「イヤ!」と言われて悩む方も多いのではないのでしょうか。泣きわめいたり癇癪をおこしたり、どのように対応したらいいのかわからずついイライラしてしまうことも。

 

わが家には2歳半になる、まさに「イヤイヤ期」真っ最中の娘がいます。

私には子供が6人いますが、毎回子供のイヤイヤ期は、アメリカに住んでいた時に小児科の先生から教わった「タイムアウト」で乗り切っています!

 

そこで今回は、アメリカ流のしつけ「タイムアウト」の効果や具体的な方法、取り入れるにあたっての気をつけたいポイントについてご紹介します。

 

 

「タイムアウト」とは?

 

「タイムアウト」とは、アメリカでよく行われているしつけ方法の1つです。子供が望ましくない行動をしてしまった時に、それを正すためにタイムアウトの時間をとります。

 

ここで注意したいのが、タイムアウトは決して子供への「罰」ではないということです。タイムアウトはあくまでも、子供の感情を落ち着かせる時間として行います。子供の恐怖心をあおるようなことは絶対にしないでください!

 

個人差はありますが、18ヶ月頃からタイムアウトをはじめるのが一般的です。子供が叩いたり蹴ったりするなど癇癪を起こした時に、子供が静かにじっとしている時間であるタイムアウトを行います。

 

 

タイムアウトの効果

 

子供が泣いたり叫んだり感情的な間は、なかなか冷静に物事を考えたり受け入れたりできないものです。それは大人も同じです。そんな時にタイムアウトの時間をとることで、子供も大人も心を落ち着かせることができます。

 

また、タイムアウトを通して子供は自分の感情をコントロールすることを学びます。

 

 

タイムアウトを行う前に…

 

子供が泣きわめく・叩く・蹴るなど感情的になったら、まずは子供に何がイヤなのか、どうしたいのかについて聞いてあげましょう。理由を聞いたら、その気持ちを受けとめて共感してあげます。

 

「そうだよね。もっと遊びたいよね。」

 

などの一言で、子供の気持ちが落ち着くことも。そして「今は○○する時間だよ。」など、今とるべき行動を子供に伝えます。

 

 

タイムアウト法:正しい5つのステップ

 

five steps

 

それでもその行動が止まらない場合は、タイムアウトを正しい方法で行ってみましょう。

タイムアウトのきちんとした効果を得るには、正しい方法でタイムアウトを進めることがとても大切です。

 

それでは、正しいタイムアウト法の5つのステップを解説します!

 

 

ステップ1:まずは子供に警告する

 

話をしても子供がその行動を止めなかったら、「○○できないなら、タイムアウトにしよう。」と子供に伝えます。

これを大人が感情的に伝えると「脅し」のようになってしまうので、冷静に言い聞かせるように伝えることが大切です。

 

少し待ってみて、行動がおさまったら褒めてあげます。もし子供がその行動を止めなければ、タイムアウトに進みます。

 

 

ステップ2:タイムアウトの理由を伝える

 

タイムアウトの時間をはじめる前に、「ママが言っても叩くのやめてくれなかったから、タイムアウトの時間だよ。」など、タイムアウトをする理由を子供に伝えます。

 

この時も冷静に言うのがポイントです。タイムアウトでは、決して大人は感情的にならないように気をつけましょう。

 

 

ステップ3:タイムアウトの時間をとる

 

子供を静かな場所で座らせます。わが家は、「タイムアウトチェア」があって、そのイスを静かな場所におき子供を座らせます。

もちろん、大人の目が届くところに置いてくださいね。

 

タイムアウトの時間は、年齢×1分が目安です。

 

例えば、2歳なら2分、3歳なら3分です。もし時間が経っていないのに子供がイスから離れたら、大人が優しく無言でイスに戻します。

 

 

ステップ4:タイムアウトを終了する

 

時間が経って、子供が少し静かになっていたらタイムアウト終了です。

もし子供に何かのルールについてわかってもらいたい場合は、タイムアウトを終了する時に「人は叩いたらダメなんだよね。」などとリマインドします。

 

 

ステップ5:子供を褒めてあげる

 

タイムアウトの後、大人が伝えたとおり子供が行動できたら、思いっきり褒めてあげます。もしかしたら、何度か同じことでタイムアウトになることもあるかもしれませんが、大人が根気よく一貫して子供に教えることが大切です。

 

 

タイムアウトをする時の注意点

 

タイムアウトの注意点

 

タイムアウトを行う時に気をつけたいのが、タイムアウトを「罰を与える時間」として行わないことです。

 

お風呂や締め切った誰もいない部屋などをタイムアウトに利用するのは、絶対にしないようにしてください。押し入れや暗い場所など子供がトラウマになるような環境で行うのも絶対にやめましょう。

また「言うこと聞かないとタイムアウトにするよ」など脅しのような声かけも逆効果です。

 

 

タイムアウトは親子にとってのクールダウン

 

子供が言うことを聞いてくれないと、つい親も感情的になってしまいます。

私も、駄駄を捏ねる子供にイライラして、つい子供にきついことを言ってしまい後悔することもよくあります。

 

タイムアウトは、子供の心を落ち着かせる時間、気持ちをコントロールする方法を学ぶ時間です。同時に、親もクールダウンすることができます。少し冷静になったら、そんなにイライラすることでもなかったな、と毎回思うのです。

 

ぜひ今回の記事を参考に、親子のクールダウンの時間としてタイムアウト法を試してみてください!

 

 

 

 

 


ライター:Shokole

ライター:shokole
子育て・教育ライター。
アメリカ人の夫と6人の子育て満喫中♪
アメリカでの子育てや子だくさん育児の経験を活かして、ママさんやパパさんに役立つ情報をお伝えします!

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ちょっと前まで赤ちゃんだと思っていたのに
気付けば元気にそこらじゅうを走り回る子供たち

長いようで短い育児期間。

限られた時間を少しでも大切にしたい。
知育、食育もちゃんとして色んな経験もさせてあげたい。

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